園林の中にある建物には窓がありますが、窓の模様は様々なものがあります。最も一般的なものは「柳条式」という格子で、柳のように縦にラインがある窓です。「柳条式」にも様々な模様があり、単純な格子模様から、少しアレンジされた模様までいろいろあります。「柳条式」模様はあまり蘇州園林文化とは関係がないようですが、当時の凝ったデザインが良く分かります。
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「芸圃」で見られる「柳条式」窓枠
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「芸圃」で見られる「柳条式」窓枠
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「氷裂式」は、氷が裂ける(割れる)形をデザインしたもので、氷が割れて春が来るのをイメージしたものだと言われています。多くの園林でこの「氷裂式」の窓も見ることができます。
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倉浪亭」で見られる「氷裂式」窓枠
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大型の「氷裂式」こちらも真ん中に穴が開いています。(拙政園)
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| 丸い穴が開いたタイプ(網師園) |
「氷裂式」の一種で真ん中に穴が開いています(倉浪亭) |
「海棠花式」は、多くの園林で見ることができるポピュラーな窓枠です、カイドウの花に見立てた窓枠です。等間隔に並べられた模様が特徴的です。容姿も様々で、もっとも面白い窓枠の1つです。
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「網師園 万巻堂」で見られる「海棠花式」窓枠
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海棠花式窓枠の一種 (網師園)
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| 「網師園」で見られる「海棠花式」窓枠 |
一筆書きのようなタイプ(留園)
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「拙政園」で見られる「海棠花式」窓枠
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「万字式」はその名の通り「卍」模様になっている窓枠です。万字は「万事如意」(何もかも思い通りに・・・)という意味合いがあり、この模様の窓枠も多くの園林で見ることができます。それっぽい窓枠を見かけたら、卍がないか探してみましょう。
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「留園」で見られる「万字」窓枠
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>Tの字を組み合わせて木の枠が卍です。(おう園)
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| 形は様々ですが、必ずどこかに卍文字が隠されています。 |
小型の窓にも卍模様です。(芸圃) |
明代以降になると、さらに多種多様な窓枠が出現します。従来の簡素形から複雑な形や彫り物が施されているもの、また従来の型を組み合わせた「複合型」など、当時の凝った窓を見ることができます。
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「氷裂式」に梅が施されているタイプ
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(留園)で見られる複合式
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| 「芸圃」で見られる窓枠 |
「おう園」で見られる窓枠
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「網師園」でみれれる複合式
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様々な模様を組み合わせたものもあります(網師園)
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ご紹介した窓の柄はごく一部で、まだまだ蘇州園林の窓はたくさんの柄や模様、装飾が施されています。単に見ている窓でも、それぞれ意味合いがありますので、一度窓に重点を置いて鑑賞されるのもよいかと思います。
さて、窓を十分に鑑賞した後は、窓の下側にも注目して見ましょう、「長窓」と呼ばれる主に部屋の出入り口部分の下半分には、彫刻を施した板があります、この彫刻も様々な種類があります。
内容は昔の伝記や物語、神話や伝説に登場するものなどや景色などがあります。中には手の込んだ芸術的なものまでありますので、窓の下にもご注目ください。
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